書物蔵

古本オモシロガリズム

凡例について

まさしく書誌鳥さんのいうとおりで。
冊子のレファ・ツールに凡例を付すのは、べつに法規上の義務ではないのにもかかわらず、出版業界の慣例として続いています。
それがどのようにいい加減な凡例であれ、そこからレファレンス・ワーカー(my造語)は、出版意図とは別に、それがなにに使えるのか、なにに使えないのか、を考えることができるわけで。

ネット上のツールに関しての問題は。

冊子の凡例にあたるものが、そもそもナイことが多いことです。いったいデータ採取源はどこなのかとか、なかにはいっとるもんの範囲とか。
たとえば、日経テレコンの新聞記事検索ですが、どの新聞が何年の記事からあるのか、とか、どこにも書いてなかったような気が。もともと「からっぽの洞窟」をいくら検索したって、なにもでてきません。
こわいのは、なにもでてこなかった結果、「ないのだ」とか「ありません」とかで済ませちゃうことです。

館界に「暮らしの手帖」を

日図協は、自身が収益事業をし図書館雑誌も広告のせまくりだからムリとしても。
どっかで、本当の意味で客観的なサービスやツール比較の記事が載せられるような雑誌はないかね。