書物蔵

古本オモシロガリズム

皇道図書館発起人・並木軍平の略歴

わちきも畏友の情報をもとに確認してみた。
『大衆人事録 第14版』 帝国秘密探偵社 昭和17年 p.732 より。

並木軍平
京進運堂(株)取締 瑞穂教練社(資)顧問
荒川区南千住町六ノ一六 電 浅草六六六
[閲歴]本府信太郎三男 明治四十一年十月廿三日群馬県に生る昭和十三年現社を創立同十四年改組す 趣味登山

おなじ『大衆人事録』でも前後の版にはみあたらない。『日本紳士録』(交詢社)や,『人事興信録』の戦争中のにもないなぁ……。ある意味,昭和17年の『大衆人事録』に載ってるのが奇跡的なのだのう。
ほかの人にくらべて記述量も少ないし,あんまり有名な人じゃなかったのかも。
皓星社『日本人物情報体系』別巻の,被伝記者索引「憲政編」「企業家編」にもみあたらなかった。
なんども書いているけど,この,半有名人というか,ちょっと有名だった人ってのが,あとで調べるのが至難なんだわ。人事興信録や日本紳士録は定番だけど,この『大衆人事録』ってのははじめて引いたよ。半有名人を引くのにいいね。リプリントが出てるだけあるわ。帝国秘密探偵社って語感も妙にイイし(^-^*)
とりあえずレファ本からのアプローチはこんなとこ。あとは…うーん。
新聞・雑誌のほうかなぁ。とりあえず,『右翼辞典』の今泉定助の記述から,皇道会の雑誌がよいかと… でも,日大にしかないなぁ。
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あとは昭和18年8月の新聞・地元新聞とか。やっぱ調べ物ってスンナリとはいかんもの。