書物蔵

古本オモシロガリズム

神田であんま拾えず(´・ω・`)

神田の古書会館へ。でも,あんまり拾えなかった(´・ω・`)
まずは仮性図書館本を2冊

科学技術情報ハンドブック / 日本科学技術情報センター. -- 日本科学技術情報センター, 1995.3 800円で

これは,「たった」十年まえの本なのに,なんだか二,三十年前の本みたいな感じが(書かれてる内容が)。JICSTもすでにない。インターネットという技術革新で,中途半端な機関がやばくなり,旧態依然の紙メディアの図書館のほうが相対的に安定してる(あくまで相対的に)のも皮肉なり。

集団読書 / 松尾弥太郎. -- 国土社, 1971

集団読書ってどうよ? ってな感じ。執筆者たちはみなマジメだぞよ。このまえ拾った読書感想文の本と編者が同じ。
あとは,満洲がらみね。

中国大陸横断 / 島田一男. -- 徳間書店, 1985.8. -- (徳間文庫)

著者はミステリ作家。満洲日報ってとこの新聞記者をやってたときの回想録らし。しかし,満洲ものって,古本は高いね(これは安かったけど)

満鉄調査部モノを

あと,山田豪一『満鉄調査部』をもう1冊。というのも出た当時の書評切り抜きがごっそり挟まってたんで(^-^;) この新聞切り抜きを買ったようなもん。

  • 1978.1.23毎日(夕刊)
  • 1977.10.30日経 「二千人という膨大な規模と豊富な資金は,数多く残っている各種の調査報告とともに,いまなお満鉄調査部の名を内外にどどめ,それを調査マンの理想郷視する向きも少なくない」
  • 1977.10.31読書新聞
  • 1977.11.8エコノミスト 「満鉄調査部は今もとかく話題となる。旧調査部員が案外広く政界から学界まで散らばっていて,現にそれぞれに活動し続けているという事情もある。」「憲兵隊の強圧のもと「事件」がデッチ上げられていく過程についての本書の叙述は,現存社の名も出て読むに忍びない。」(評者・藤井満洲男
  • 1977.11.15朝日 「南満洲鉄道株式会社調査部は最盛期には二千人を超える人員を擁し,膨大な各種の調査報告書を作成しただけではなく,中西功,具島兼三郎,堀江邑一,深谷進ら戦後マルクス主義陣営で活躍した人々を数多く抱えこみ,満鉄事件とよばれる治安維持法違反事件により解体に追い込まれたところとして,植民地会社の一機関にふさわしからぬ独特な進歩的イメージを与えている。」

〜〜〜
あ,そだ。これも買ったんだった。
『限定本』東京文献センター 1〜5号(昭41.10〜43.4)のうち1号のみ欠
1冊あて300円。