書物蔵

古本オモシロガリズム

酒と図書館

ほんとうの主題は,飲み物と図書館なんだけどね。
昨日いったヒルズライブラリーでは飲み物OK。
酒と図書館ならぬお茶と図書館,図書館カフェについては文献がほとんどない。唯一あるのも米国事情を紹介したもの
読書をしながら飲んだり食べたりしたいですか?
じつはわちき,飲み物解禁派なのだわさ。
図書館では伝統的に飲食が禁じられてきているんで,飲食っちゅーとすぐ,利用規則違反かどうか,ってゆー迷惑行為論や問題利用者論,あるいは,けしからんという倫理の問題になっちまうけど,上記の文献のようにサービス政策としてとらえてもよいと思うのだ。
貸出しをしている資料は,利用者の占有であるあいだ,かなりむちゃくちゃな環境に置かれてる現実があるわけで。
日本で資料保存論がまったく体系化されていない(司書有資格者だって習ってない)なかで図書館員が「保存が…云々」って言っても,よく聞いてみると,たんにその職員個人の倫理感が表明されているだけだったりするし。
解禁するうえでのポイントとしては,

  1. 飲みと食べを明確に区別する
  2. 一般コレクションと特殊コレクション(の飲食環境を)を明確にわける
  3. 資料汚損時の弁済方法を確立する(事前に明示し,確実に執行する)

くらいかしら。
お酒が飲める古本屋なら高円寺にあるけどね。行ったことないが。いちど,ナンダロウさんとオヨヨさんの対談があるというので行きたいと思ったこともあるが,うーん,ナンダロウさんはともかく,オヨヨさんには古書展でよくスレちがうから,ちょっとはずかしくって…
せどりインテリさんがやっているという酒場も古本バーなのかしらん?