小林オーリが、西鶴を発見したのは淡島寒月なりといふ主張をするとこで、チトおもしろきことに言及してゐる。 小林鶯里「隨感隨想」『文藝 : 純粹文藝雜誌』5(10) p6〜9(1927.10) 明治十二三年の頃、彼〔淡島寒月〕は図書館の常連であった。当時彼は日々弁…
明治年代も中期では、ついこの間と思っても、もう三四十年も隔てゝ了った。今度茲に紹介した二店は、明治中期に最も活動した出版所である。 文学同志会といふのは、たしか編輯物などに多く名の見えた大月隆の関係ある出版所で、神田区錦町一丁目に在ったもの…
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