書物蔵

古本オモシロガリズム

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

高円寺から神保町

きのふ「古書展一回がまんすればいいんだよ」といはれたやうな気もするが、高円寺。 んー、とくに拾うもんないなぁ(´ヘ`;) とて友人と合流し、もうひとりは電話しても寝とるみたいなので神保町へ。 和本ばっかの和洋会でもわちき向きのはなかったが、そ…

ん?(・ω・。) 書誌の懇話?

ミーティング後、よくつかふ酒場へしけこむ。ってかここいらへん、お店が少ないのでかういったとこを知っとかないと、かういふ場合に困るんだよなぁ… で、Aさんといろいろ話せたのはよかった。生ける布川先生の話。

目次なるものの採録についてまともな議論が一般的な形ではないのではないか

「第1階層」をマジメに採録する目次DB あるところである目次データベースの作成者があるデータベースの次の目次採録例にあきれていた。 『欧州戦争実記』(80)(1916-11) 畫報/p1〜44 讀物/p2〜48 どうやら画報のほうには28記事、読物のほうには16記事ほどあ…

緑のおぢさんのCIE図書館利用体験

かの「緑のおじさん*1」秋山, 正美, 1929-2001 || アキヤマ, マサミ 氏の半自叙伝に次のような一節がある。 求婚戦争 : 花嫁を求め続けた16年間の記録 / 秋山正美著. -- 東京 : 大和書房 , 1963.11. -- 350p ; 19cm. -- (BN15301516) ; http://ci.nii.ac.jp/…

千代田図書館のちりめん本展示に秋山愛三郎の名を見る(`・ω・´)ゝ

ふとしたことから九段下なる千代田図書館で、展示「紙の本と電子書籍で楽しむちりめん本〜外国人に愛された日本の昔話〜」を見た。画像は同館HPから。 http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20140509-13053/ もちろん、ほんものの布のちりめんで…

付箋の話を読むと、かならず思いだされるのは、「蘭書事件」

たまたま次の文献をちら見。 中野目 徹「同時代史としての近代--三宅雪嶺『同時代史』の世界を読む (特集 近代の歴史思想)」『季刊日本思想史』 (67), 3-27, 2005 すると、

エディトリアル・オデッセイ書評めも

雑誌は国会図書館や大宅図書館にもあるが、同人誌やファンジンなど収蔵洩れも少なくない。出版ニュース』(2345)p.23(2014.5中下旬) まあ昨今は99部以下の冊子は、これは本じゃないとて納本拒否――ん?(・ω・。) これは納本義務がある側が履行せぬ場合だから…

めも

金岡 直子近代文学研究における論文データベースの現在」『昭和文学研究』68, ?-?, 2014-03 きぐしたとほり、笠間リポートからとったら、著者名がひとつとなりのエントリのものだったやう。しかし、●と/でどっちがより上位の区切り記号かといへば、こりゃ、…

首尾はいかに?

きのふMさんがヌ氏に道学者みたいなことを云ふからびっくり(@_@;) 放課後、ヌ氏に首尾につきたづねたら、ちやうど友人Aが云ふてをったのと同じだったのでこれまたびっくり(σ・∀・)

学燈が継がれない時

伊藤松彦の『大またで歩く』を読んで感じたのは、せっかくの日本レファ再興の気運が、伊藤の館界中央からの離脱によって中折れしたのだなぁということ。 さういへばY氏が 東京にゐなきゃ、ダメだヨ と云ふてをったなぁ。 話し戻すと、以前見た、JLAの『レフ…

戦前期統計の横断索引が、ないね

かういった文章を読みたかったのだ。 高橋, 益代「 近代日本経済関係2次文献 経済統計資料−戦前(1)」『経済資料研究』15: 22-37(1981-01-31)http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/79738/1/ade_15_22.pdf たかはしますよは、一橋大…

表の各部の呼び名

統計局のhpにつぎのようにある。 ①表題...どの事項について集計したのか を示します。 ②表章地域...どの地域を表章しているかを示します。 ③表頭(ひょうとう)...表題のうち,統計表の上部の見出しの部分です。 ④表側(ひょうそく)...表題のうち,統計表…

鳥谷部陽太觔の図書館論

まあそんなすごいもんぢゃないが。 鳥谷部陽太觔「國民繁化運動としての貸出小圖書館」『読書人』1(2) (1924-10) 「終身教育」には「国民大学」たる図書館が必要だが、江戸期貸本屋のように貸出しをしてくれないので足りない。自分らは「兄弟愛図書部」てふ…

ブランデー

最近つまらんのー(=゚ω゚=) でも週末にイベントあるのでたのちみ( ^ - ^ ) 史料まみれになるのぢゃ それはさうと、最近ヤフオクで落しまくったあるものがクニゾーたんのものとしり驚愕(@_@;)

出版社PR誌(戦前)について:先達はあらまほしきことなり

けふもフルホン(σ^〜^) ん?(・ω・。) きのふもフルホンではなかったかってか(^-^;) けふは砲台場にてイタ飯を喰ふ。メディアージュで果たしてカリオストロの城が見られんか確認するためなり。見られそうとて、見ず。 その後、早稲田へ移動し、古本屋街を…

レファレンス余話?

レファレンス余話として1984年5月の事例が紹介されている。「旧軍港市転換法」なる昭和25年の法律の解説を読みたいというもの。ちゃんと探したけど法学文献にはでなかったそうな。翌日、法学以外の文献にあたったら、大蔵省の出した財政史に載ってたのと、軍…

けふもフルホンだよ:アングラ・ブック市へいく

東京古書会館でやっていた「地下の古書市」へいく。 いつもと客層がちがうなぁ。 容姿のよいおねーちゃんたちも居たりして、これがほんとに、あの古書会館(;・∀・)ハッ? と思ふたりもして(^-^;) オタどんがツイッターで、すんかんせんにゃう、といっとっ…

「いもづる式」という表現は、もすかすて少雨荘が始めた?Σ(゜∀゜;)

とか思ったが。。。 学術界において「いもずる式」とは、これサイテーション(出典)をたどって、関連情報を集める方法の一種である(⊃^-^)⊃ 「いもづる式」とか「いもづる的」とか「いもづる方式」とか。 日国を見ると。 いもづる‐しき 【芋蔓式】〔名〕 …

『大またであるく』 上品な人はこれだから…

『大またであるく』おととい読了。日本レファレンス史における1970年代のカロリング・ルネサンス――って、意味わかるよね――らしきものを求めて、その仕掛け人とおぼしき伊藤松彦の自叙伝を読んだのだが… ふしぎな本→固有名がない!(*'へ'*) ちと問題ある本、…

めも

いつも脱帽するのは、国際日本文化センターの井上章一氏である。彼の探索方法や着想は資料や情報を扱うときのヒントに充ちている、と考えるのは私ひとりではあるまい。 ということで、1990年代半ばにあった講演会(京都府立総合資料館)

割愛を受けたる内線電話帳

斎藤昌三は自身でも書いとるが、「割愛」をしてまはりを喜ばせたんぢゃった。その美風は――ほとんど最後の――弟子たるいなてっちゃんにも受け継がれてをって、さる5月3日(土曜日)に第一次割愛を受けるべく参上した際、割愛されたのがいなてっちゃん云ふとこ…

朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや

といふことで、うな重を一緒に喰ふo(^-^)o 愛書会に掘り出しがあったのではと、いささか焦ってをったが、話ではさうでもなかったと聞き、一安心す

サイドバーがずりさがって

はてなのデザイン(テーマという)をかへたら、みぎのフッターがずりさがって、こまってをる(´・ω・`) でも、この旧hatenaのデザインについて相談できる相手ももうをらんだらうし。。。こまったの

ユリイカ1997年6月号 特集=古書の博物誌  がおもしろい

もへもへしながら読んだのだが、以前感じたのより面白く感じた。 なぜだらう。こっちに知識が殖えたのかな(;・∀・)ハッ?ユリイカ1997年6月号 特集=古書の博物誌出版社/メーカー: 青土社発売日: 1997/06メディア: ムックこの商品を含むブログ (1件) を見る

考証する古本屋

おおむね好評な雑誌『古本屋』に。。。 青木さんの書きまくりに、いささかいかがか、と思ふてをったけれど、青木正美氏の出していた雑誌『古本屋』を見るに、やはり青木さんあってこその古本屋文献なのだなぁと考へを改める。 古本屋. -- 創刊号 (昭61. 1)-1…

宮里立士(1966-2014)氏死去す

宮里立士(みやざと たつし、1966 - 2014)氏が今年の3月、死去していたのだと『表現者』編集後記にあったのだいう。びっくり(@_@;) まだお若いのに… って、わちき、別に沖縄思想――ん?(・ω・。) こんな熟語あるんか?――にキョーミがあるんぢゃあ、なくて、近…

アナ雑誌→ガリ ボル雑誌→活版?

プロ詩人だった伊藤シンキチが1995年に――長生きだなぁ――出版史的にオモシロい回想をしている。 伊藤信吉「手造り詩誌「学校」:ガリ版文字・謄写版印刷の思い出」『日本古書通信』60(1)(786)p5〜7(1995.1) 当時のアナキズム系詩雑誌はしばしばトウシャ版印刷…

没年調査について

くうざんさんの指摘がおもしろい。 はずかしい人というとこ。 http://kotobakai.seesaa.net/article/8255787.html

図書カードを使はぬ人→時勢遅れ!不幸な人!!!

皆の衆! カードを使ふたことはあるかな?! カードを使はぬ人は、時代遅れで、不幸な人なのぢゃあ⌒Y⌒Y⌒ ヾ( ´∀`)ノ ♪♪♪ ▲図書カード 読書家に図書カードの必要なことは云ふまでもない。本誌の社説にもある通り、図書カードを使はぬ人は時勢遅れの不幸な人…

昭和3年に目白にあった古本屋

日本詩人クラブに属し、松坂屋に勤めていた内藤健治という人が、やはり詩人の新島栄治が困窮して目白で始めた古本屋(昭和3年から7年)のことについて書いている。 内藤健治「初期プロレタリア詩人新島栄治の古本屋のこと」 『日本古書通信』48(6)(647)(1983…