書物蔵

古本オモシロガリズム

2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

正しくない言説を載せた本も定位置に置くべき:消極的自由主義の観点から

2013.2.3注記:かきかけで放っておいたものを最低限加筆し公開することにす。 この本の話。 水からの伝言 : 世界初!!水の氷結結晶写真集 / 江本勝編著 ; IHM総合研究所 [編]. -- (BA42419073) 東京 : 波動教育社 東京 : I.H.M.(発売), 1999.6- 冊 ; 26cm -- …

あー、やだなー放射能汚染…(´・ω・`)

なにがヤって、粛々と合理的に管理されんとこがヤなのだ。 基礎自治体単位でホット・スポットを計測するとか、JIS表示に食品の放射線量明記を義務付けるとか、きちんと合理的に管理してほしいのに、それを当局がネグるから、話が錯綜。 友人にガイガーカウン…

平成の御世に「書評」の復権???

このまへ、森さんにさそはれていた書評論の講演、生活時間のズレのせいで1日間違へ、出席でけんかったが… またぞろ書評についてのお話会があるとツイッターで知った(・o・;) 書誌情報・書評情報整備・利用研究会というのをやることにした 2011年6月14日(火…

福島原発所長の抗命

福島第一原発で、現場の所長が本社の言うことを聞かなかったことが問題になっていた。 似たような問題は時空を超えてどこでもあるもんだなぁと思ったことである。 抗命、とでもいふのかしら(ってそういうタイトルの本がある)。 「抗命」現象に2種あり、と…

「偲ぶ会」には約300人

舌鋒鋭い論客、座談も魅了 評論家・谷沢永一氏(たにざわ・えいいち) 2011.5.21 19:33 http://sankei.jp.msn.com/life/news/110521/art11052119330007-n1.htm

けふはキントウンにて古書展まはり(^-^;)

けふは、雨なので、ひさしぶりに觔斗雲にて五反田、カンダ、高円寺、早稲田あたりをまる。 いそがしいそがし。 きのふのメール じつはこそーり、もりやうすけさん友人、わちき、そして拡大メンバーとして書誌鳥さんほか先生方で日本近代書誌懇話会(仮称)な…

「民業圧迫TRCが抗議」( ・ o ・ ;)

こんな記事を読んだ(。・_・。)ノ 「国会図書館の無償書誌データ利用訴え/都道府県教委へ/「民間からの転換を」と/民業圧迫TRCが抗議」 『文化通信』 (2011.5.16)p.1 目下、館界の全国レベルの大問題はこれと思う。なのに館界メディアがまともに報道し…

『発禁年表』にある小田切秀雄の序文に次のような記述がある。 長く日のめをみなかったこの年表の原稿が… 数年前にこの原稿は基本的な部分が完成し… 有能誠実な協力によって実際上の資料の入手・調査・検討の全過程にわたってことを進めてきた当時上野図書館…

日本索引家協会がいきづまったワケ

日本近代書誌学会(こんなものは、(まだ?)ない!)となるべき団体がいくつか過去にあったうちで、比較的早く成立した日本索引家協会。 それがぽしゃったワケについて数年前から調べてきたわけであるが、さまざまな証言のほかに、解散した団体としてはきわ…

放射能対策やら震災対応やらでウツウツ

グーグルでディズニー+震災対応でなぜかトップに(*´д`)ノ けど、友人に高給とり正職員ばかりの巨大図書館の間逆の事例を聞いて以来、元司書としてとてもはずかしい思いでいっぱいである。おそらく司書でなくみな小役人(小利口なよい子)になっていまったの…

『書誌索引展望』総目次を読む

日本索引家協会が出していた雑誌。 このまえ、月の輪さんが目録に出していた途中の揃いが例の浪速書林の目録といっしょに当ったのだったが、そのなかに総目次があったので、つらつらと。 オモシロそうなものがいろいろ。 「出版年鑑をたったひとりでつくった…

長谷川和泉:ここにも地図図書館学の萌芽が… けれど

地図関係文献目録 / 長谷川和泉. -- 地図協会, 1971 ここで長谷川和泉はこんなことを言っている。 最近地図に対する興味が高まり、地図の利用価値が正しく評価されるようになった 長谷川はこれに続けて、地図関係文献も多くなったけど、先行文献を見ていない…

火災保険地図

なにやら京都方面で日本で始めての火保図研究会があるらしい。 『京都市明細図』ワークショップ http://www.arc.ritsumei.ac.jp/lib/GCOE/info/2011/06/post-67.html 開催日時: 2011年6月15日(水) 17:30〜19:30(予定) 場 所: 歴史都市防災研究センタ…

あり? インターネット・アーカイブの表示が

あゝ、森さんが言ってたのはこれかぁ。

藤代清吉書誌

「図書館員の古本を買うための常識」『読書相談』2(8)1950年10月 「古本と会計検査」『読書相談』2(8)1950年10月 「紙の値上りと書籍」『図書館雑誌』45(3)1951年03月 「本の広告と選択」『読書相談』3(1)1951年01月 「画集・よもやまばなし」『読書相談』3(…

浪速書林古書目録』第十号に、ビックリ証言が!(×o×)

浪速書林古書目録 / 浪速書林 [編]. -- (AA11578711) . -- 大阪 : 浪速書林, [19--]- 注記: 記述は7号 (昭52.8)による 著者標目: 浪速書林 所蔵図書館 3 宮城県図 16 国文研 書庫 7-8,13-14,18-19,21-27,29-42,44+ 奈大 図 21-25,27-35 あーあ(・∀・`;) 持…

趣味展でもりさんとあふ

愛書会趣味展へ行くと… やうすけさんがいた(o^∇^o)ノ いつも西部に蟄居せられているのでここで会ふとは、めづらし。 いろいろ話しながら多田二郎本を掘り出してから、抽選を聞いたら、当ってたo(^-^)o これがなにしおう浪速書林の古書目録かぁ、とてな…

いまいち元気でんのー(´・ω・`)

震災まえからそうなのぢゃが… せうがないので、愛書会いかうっと(^-^;)

「合理的手段」から漏れるもの

現代の参照係(れふぁれんす・らいぶらりやん)ハ。システマッティックに目録やら書誌やらDBやらを使ひテ。それ等に漏れ、採録されざる情報・文献をば、「合理的手段がない」とて、打ち捨てて顧みぬ。 いやサ、それもまた組織人としてハ妥当なのだらうけれど…

文藝時評とは何か

書評と文藝時評は隣接概念のやうな気がして、ちと調べてみたら、『文藝時評大系:昭和篇2別巻(索引)』の曾根博義「文学の黄金時代における文藝時評」がいちばん全体を俯瞰したものであろうかと(´・ω・) 明治や大正篇だと、全体がわからんのよ(*´д`)ノ

思いのほか少ない谷沢永一氏の追悼文

昨夜は寝られんかったので、転がっていたこんな本を再読。 私の「そう・うつ60年」撃退法 / 谷沢永一. -- 講談社, 2003.8. -- (講談社+α文庫) 躁のときにガチガチに考証で固めた書誌的論文を書いて、欝の時には、学内派閥闘争で元気をだしてという話。すごい…

読書は「罪深い快楽」とぞ

クレトモ先生がこんなことを言っている。 〔戦争直後、岩波などに本を買いに並んだエピソードを挙げ、〕私は、読書の核となるものはこれだと思う。美談として称えたいのではない。全く逆である。読書の中心にあるものは、そのようなおぞましい「業」だと云い…

有川先生と図書館の自由宣言

よねい先生によれば、こんな文献が出たらしい。 安里のり子ほか「小説『図書館戦争』と「図書館の自由に関する宣言」の成立」『日本図書館情報学会誌』57(1),2011 はたしていかなるものにや。 テキトーな左翼万歳史観でないことを祈るが(゜〜゜ ) 『図書…

創刊号コレクション

藤井哲「創刊号コレクション」『本の雑誌』1979.2

昭和17年ごろの東京帝国大学附属図書館目録室の席配置

├──────┤ │ 北 │河合博 │西 東 ├──────┤ │ 南 │中田邦造 │ ├──────┤ │ │水野亮 │ 3F ├──────┤ ├──────┼ │〈洋書担当〉 〈和書担当〉 │ │会田由 武田虎之助 │ │ 石崎又蔵 │ │ 中村 │ │ │ │関敬吾 増田七郎 柳生四郎 中里龍瑛 │ 渡辺繁興 土井重義│ └────────…

以前のメモ

よい事例 窓ガラスでなくガラス室の日本におけるはじめ 改革案 書誌分類+図書記号をみんなつけちゃう案 地名 地番+住居表示

なやむなぁ(^-^;)

例の多田二郎旧蔵書からどれを注文するか、なやむなり。

けふは古本?

けふも古本? ってかきのふの夜、某所のイタ飯屋で高いワインをがぶのみしたので午前中はおとなしくすべぇ。 高円寺へは夕方予定(´∀` ) ... うーん、ね、ねむい(ρд-)zZZ けふは進出がむずいかも(゚〜゚ )

岡山県の図書館史には独特なものがある

神保町の会館に注文しといた古本をとりにいく。行ったら、競合相手がいなかったと見えて、当ってた。うたたねさん2000円。 岡山県図書館一覧 / 岡長平著. -- (BA84066570)

地形図シリーズの各時代ごとの出版状況

地図図書館学(map librarianship / map curatorship)しかない! 国土地理院のお役人さんがたは、まじめにやっとるけど、過去のことがらには責任をとってくれんからね。地形図を実用でなく、研究として参照しようとすればするほど、頼れない。国会図書館が…