書物蔵

古本オモシロガリズム

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

写楽は写楽だった…

中公新書『写楽』読了す とってもオモシロかったわちき的には 写楽は写楽だったことを論証するさいに重要なのが『江戸方角わけ』という当時の文化人名録なのだが。 人名録 『日本紳士録』や大学の職員録も刊行されなくなるというし、『著作権台帳(文化人名…

はぁ

『子どもと読書』(2007.5/6)が「特集子どもにとってマンガの魅力とは」をやっている。この雑誌って文庫運動家さん方の雑誌らしい。事実上、図書館とマンガの特集。 「マンガは私たちにとってむしろ苦手な分野ですが」と正直にあとがきにあるように、残念な…

はぁあぁー

ざんねんながら一箱には参加できないのじゃ

農村青年読書の栞 昭19.7.1 初版5000部 著者略歴 昭3 東京帝大法律学科卒 昭17-18 大政翼賛会文化部 著書 結婚の問題(小説) 昭14 女性の歴史 昭16 あとがきは昭和18年秋 (前書き)「大政翼賛会文化部に在職中、あちらこちらの農村を訪ねあるいて、青年た…

中田転向説の否定本

一部に「中田邦造=元・主義者」説がある。 この説は淵源をたどれば、山崎元さんによる『特高月報』をもとにした『みんなの図書館』記事になるのだが、「(中田の精神性からいって)そりゃーちがうでしょう」と思いもしていたし、ある人に話したら、逮捕時期…

芝富読書指導者養成所「閉鎖」の正確な日付について

画像は養成所前。むかって左から川辺甚松さん前が東田平治さん右が堂前貢さん 図書奉行タンが(財)満読と、その配下たる芝富読書指導者養成所を混同しとるみたいなんで。ちょっとわちきも資料をひっくり返してみた。 以前に一度、 財団法人満洲開拓読書協会…

図書奉行タンの研究

グーぐるアラートでしばらくまえから次の2つがひっかかるやうになってきた 偶然にも同時並行的に図書奉行タンが満読の研究をしているやうだ。しかし、福永先生といい中村先生といい図書奉行タンといい、書物奉行といい、同時平行で相互に連絡もなく、戦時読…

代謄写

まとめを要望により2007.4.8に追加

庸村センセキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

本物の左翼図書館人たる浪江虔氏の『図書館運動五十年』読み進む。 友達の飯沢匡に寄付してもらったり、獄中読書法(レファ本の読み方)とかオモシロいんだけど、戦争がおわったあたりで気をぬいて読んでたら… この本〔農村圖書館(河出書房1947)〕の原稿は…

閲覧料

放送大学の博物館学を聞いていたら、入館料の歳入に占める割合が、公立14%、私立52%であるそうな。 日本においては1950年の図書館法で公立で閲覧料とるのを禁止されてるけど、解禁したら似たような数字になるのかな?

日曜なのに今日も

古本市にいかねば(`・ω・´) なかなかあなどれない新宿展なのぢゃ! 古本の神様に会えるかも(゚∀゚ ) 〜〜 いってきますた(´・ω・`) 『江戸の読書熱』をひろっただけです 池袋でもなにも拾えず。。。 きっと疲れているのであろう(*゜-゜)

そろそろ週末開店に移行しようかな

悩み中 ってself censorshipをかけてちと開店してみた いただいたカキコも配慮いたしました。すまんです。

図書館本1.5冊

けふは当然、古書展の日 五反田へ行くも… なにも拾えず(´・ω・`) さっと神保町へ進出す 図書館運動五十年 / 浪江虔. -- 日本図書館協会, 1981.8 カバー退色1050円 相場は2000円前後か? もうちっと装丁がよいといいのだが、1980〜1990年代は協会出版物の装丁…

滅びの時

大東亜戦争期の日本図書館界をいろどる国民読書。 その一こまに「(財)満洲開拓読書協会」があるわけだが。 その滅亡については従来不明であった。 とゆーか。中田邦造は当然、知っていたはずではあるが、もっともっと長生きしてよかったはずの中田は、戦後…

(改題)ハンセン問題と件名問題、司書としてより深刻なのはどちら?

まーあんまり文句いいたくないんだけど… って、この方は本質的に専門職運動と相容れないはずの労働運動出身の方だからなぁ。 それなのになんで専門職運動を標榜しとる団体名で出てこられるのかぜんぜんわからん。いまのトモンケンはアナボルどっちと聞きたい…

(×o×)満洲開拓読書協会ネタが!

仙花紙の雑誌をひっくり返していたら、満読のことが載ってる年表が出てきた(×o×) 奇跡o(゚ー゚*o)(ノ*゚ー゚)ノ 満読そのものよりも、その前史の年代が確定できてうれしい(^-^*)

「中田図書館学」にハマるとどうなるか?

おもろいもんを見つけた 1939年春、ある青年が中田館長に会う 京大を卒業したばかりの大学院生、市村新(いちむら・しん)は、以前、家庭教師をしてもらったことのある吉田他吉(石川県社会教育課長)に会いに行った。昭和14年春のことであった。 いろいろお…

禁断症状が

最近、図書館本でこれといった出物がなく禁断症状が。。。(-_-; 日本の古本屋で、悪の中央図書館の月報類があるのを見つけるがビミョーに高い。。。(・o・;) ということで戦時読書運動関係者の戦後の本を頼んでみる

きわめて珍しく公共図書館へいった

公共図書館へ行って、図書館雑誌(復刻)を借りてくる。昭和16、17年のは現物を持ってるんで、18、19年を借りる。 わちきが公共図書館にいくのはとってもめずらしい。 ならんでるレファレンスブックがビミョーに頓珍漢な気がするが、しょうがないだろうなぁ…

西荻

きょうは西荻で「昼本市」をするらしい。ちょっと行ってみやうかナ 行ってきた あんなに近くだったのに、ぜんぜん見当違いの方向へ でもいーのだ。古本屋めぐれたから。 ようやくつくも、おなかをこわしてて全然たべられず。

友人Aと飲む

だれかが、友人Aに「あなたは友人Aですか」と聞いたらしい(゚∀゚ )アヒャ

(〃^-^)φ

[110004068408]橋本,芳契 中田邦造の生涯教育思想論 : 特に「宗教読書」について [in Japanese] Bulletin of the Japan Sea Research Institute, Kanazawa University (13),146-137,19811100(ISSN 0287623X) (金沢大学日本海域研究所/Kanazawa University) D…

せっかくの福永先生の本が

今年の1月に入手した福永先生の本をぱらぱらと。 書評でもしてみんべ、と思ひて、日本全国書誌のデータをひっぱってみると… 図書館社会教育の実践 : 中田邦造の読書指導と自己教育論 / 福永義臣著. -- 福岡 : 中国書店, 2006.3. -- 257p ; 22cm. -- (九州国…

フリーダム展

いきなりの古本市。目録なし。 博物館学入門 / 日本博物館協会. -- 理想社, 1956 飛鳥書房300円 復刻(日本と書センター2001)がでとるみたい。専門店に出たら高いだろね。なんども言うが、図書館学と博物館学は構造がクリソツなので、比較するとヒジョーに…

阪本一郎

レファ本で伝記等をさぐるも、みあたらず。 ググったら、『読書科学』の記事が出てきた。これくらいしかないのかな。 略歴(物故者事典1983〜1987等より) 日本読書学会名誉会長 (没)昭62.8.2 83歳 老衰 (生)明37.7.1 奈良県山辺郡 昭2 青山師範 昭7 東…

(〃^-^)φ

〔日本開発銀行には〕慶応図書館学科出身の優秀なレファレンサーのサービスは行届いていたので(後略)(奥村雄二郎「研究者の立場から見たわが国の図書館」『図書館雑誌』75(6)p.333(1981.6))

「災い転じて福となす」に加筆

満洲に消えた楠田五郎太 1

楠瀬日年の『書斎管見』を掘り出して、書斎研究というものが戦前あったのかなかったのか、ちょっと調べている折みつけたのが、 書斉管理の話 / 楠田五郎太. -- 研文館, 昭和10 という本の情報であった。 はじめて見る名だなーと思ったら、近年(というかわち…