書物蔵

古本オモシロガリズム

2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

明日はなんの日でせう? 早稲田古本市の日

むむ〜(´・ω・`) 全国からジュンク堂の怪人などのつはものが集まるなり〜 こころしてかからねば…

司書のエラサの歴史(1)

「書物語辞典」にはこんな項目も ししよ(司書) 図書館職員のこと,書物管理人の意味である/官立図書館の職員は司書官と称し高等官である。 この文章は文字通りに解釈してそれで終わってはいけない。 「高等官」ってのは… 戦前のエライお役人のことと思え…

今日はなんの日 古書展の日

ということでいってきまーす(^▽^)/ 〜〜〜 いってきますた(´・ω・`) あいも変わらずマニヤやセドリストが集ってましたねぇ。 それでこれが拾えたのは,めっけもん(やや高い? 書物語辞典 / 古典社. -- 古典社, 1936 函 2500円 パラパラみて思ったのは…

図書館大戦争

1990年代後半から,わちきの感覚では明らかに館界の言説空間に構造変化がおきている。それは大枠では日本全体の変化,経済成長・55年体制のおわりのせいなんだろーけど。中枠(メゾ・レベル)では,図書館の民営化とか無料貸本屋論とかになってでてきてる…

日本レファレンス史のミッシングリンク(完結篇)

前回まで 日本リファレンス小史 戦前,ほそぼそとレファレンス業務がはじまったが,その理論モデルはできなかったこと。それを戦後まもなく,神戸市立の志智が実践,理論ともに華々しく展開したこと。 日本レファレンス史のミッシングリンク 志智がレファレ…

この記事,図書館マニヤじゃないとつまんない(´・ω・`) それにマニヤにとっても嬉しい話じゃないよ…

フリマでミニミニでミニ考察

春の一箱古本市もそうだったけど,ポップで軽い古本市ってのが流行りなのかもしれない。 むかしの古本業界は, 古書店(神田など)→まじめな本,古書 街の古本屋 → ふまじめな本,セコハン って感じに階層化してたけど,ブコフが文字通り日本中を席巻して 古…

タネあかし

このまえ買った「空論集」も,今回かう 三叉路の赤いポスト / 志智嘉. -- みるめ書房, 1963 2100円 も,なんとタイトルのフィールド(欄)に著者名が入力されていたのだ!(日本の古本屋) これではいくら著者名で引いてもでてこないよ(´・ω・`) この「志智…

出ましたらのけときますと古本屋

たしか紀田順一郎さんの本で読んだ江戸時代の川柳だったのでは。 なんかそれを地でいくようなことを本日,体験するなりよ。というのも,この前たのんだ志智の別の本,さらに,よもやと思い「日本の古本屋」をある方法にて検索したところ,やっぱりまだあった…

今日も今日とてミニミニ古本市〜

「フリマでミニミニ古本市」(品川インターシティ)をはじめてのぞく。うーん、たしかにこりは「ミニミニ」なりよ。フリマの一角でやってる。それでも100円文庫をいくつか。そのなかに, 世界の大学 / 本田一二. -- 保育社, 1966. -- (カラーブックス ; 1…

キントトで丸善のパンフ「丸善特製 図書館用品」

リーフレットを500円にて拾う。ほんとは単なる商品目録なんだけど,こりは… すごいなりっ! 自由だ自由だ,自由接架だよ〜 図書館の在り方を実物見本で示した/ライブラリー モデル ルーム/を丸善で常設致して居ります そして大写しでモデルルームの写真…

で,次に神田へ(またですか

神田の古書会館で第三の男? 到着ぅー,って,古書会館にはやっぱり何もない… って当たり前 (・∀・) 昨日,わちきと,その後にきた友人Aで,あらかたかっさらっていっちゃったから んでも! 重要なことがわかりますた。昨日,すこし残して置いた書物関係誌…

川崎BEなるとこの古本市へ

途中なんで,川崎BEなるところへ。会場はどこだろう? 館内ぐるぐるす。わからん… しかたないので受付嬢に聞く。 ありましたありました。でも,規模的には小さいかな。本はといえば,うーん,一般人向けが多いなぁ。でも趣味の本1冊せどれました。 となにげ…

鶴見で弥吉光長

せっかく来たんで鶴見の古本屋,西田書店へ。鶴見大が司書課程では実は隠れた(よき)伝統をもっているせいか,図書館本もあるなりよ。 ('0'*)あっ 弥吉光長著作集. 第2巻. 図書館史・読書史. -- 日外アソシエーツ, 1981.1 これは意外と古書価がさがらんのよ…

今日はどこに突撃しようか 〜反町古書会館へ

古書展カレンダーをみる。うん,あそこへいこう。 神奈川の古書会館へ と,朝もはよから反町古書会館(神奈川県の古書会館)に出現したなり。ちょっと早く着きすぎたかな,って時間調整したら,開場五分前になってワラワラと常連のおぢさん連中が出現! いっ…

怒濤のごとく稀少なる図書館本を破格値で発掘す!

すごいぞ,明治時代の書籍データベース 東京図書館和漢書分類目録. -- 東京図書館, 明16,18 2冊を合綴で1000円! (と,かきかけたところで,神様セドリさんからトラバ 近年出た支那目録学の本が紹介されてるなりよ。うーん,未読。って(まだ新刊在庫…

趣味展にならぶ

朝,開場ちょっと前にいったら,なんだかしらん,人がいっぱいならんでました。普段の倍以上は並んでたよ。 よく考えたら,本日は祭日なり。普段,金曜の一番に来れないような人たちが,ここぞとばかりに押し寄せたなりね。 定刻前に,建物の中に入れてくれ…

 フリーダム展で図書館本すこし

おっとり刀で古書会館へ 誰もいない… 「フリーダムとはそも何ぞや」というチラシが風にふかれてました。さすがに3日目ともなると誰もいませんねー 会館ではおしあいへしあいばかりしてるので,こんな状況ははじめてです〜 ということでじっくり見れました。…

 平凡社新書・満鉄調査部を読んだ

めずらしく本を読了。最近,買ってばかりで読み通すってことをしてないから(^-^;) うーん,読後感としてはちょっと粗い感じ。字が大きいせいか,主題のおおきさのわりに字数がすくなすぎかな。 後藤新平の創設した初期調査部が,そのまま大調査部へ直結した…

古書目録「古本共和国」をみる

畏友ピラ友さんに,標記,古書現世のページにわちきの欲しそうな本がでてると指摘さる。 あわててチェックす。なるへそ。言及したばかりの本なりよ。 巻頭のエッセイをななめよみ。 かぐや姫「神田川」という唄があるけど,その作詞者・喜多條忠氏が意外なこ…

どこだろう?一部屋古本市(^-^;)

なんだかお祭りだねぇ谷中は それにやたらにお寺が多いよ… 寺ばかり… 不思議な町なり,この東京にこんな町が残っていたとは。 あれれ,ぜんぜんわからん南陀楼さんとこどこだろう? ぐるぐるぐる…… ってちび黒サンボじゃないですが 汗でとろけてまう(^-^;) …

なんだろう?あやしげな日がはじまる…

今日は南陀楼綾繁さんの一部屋古本市の日 でもその前に寄るところがあるのだ 茅場町で,日本十進分類法を発明したもり・きよしや,満鉄の図書館員だった大佐三四五(おおさ・みよご)のうわさ話を聞く でもこれはまたね あっ('0'*)こうしちゃおれん! 南陀楼…

金森徳次郎「楽しいかな図書館人」

ミスというのは字引を引くと処女と書いてある。処女を奪うということになるとものの道理を尊重している人間が口が裂けても言うべきことでないような気がする。それにもかゝわらず私は図書館人はミスを奪うことに努力し貢献しなければならないと考えるのであ…

帰ってみたら… 志智嘉九郎が!

神戸市の古本屋さんから届いてた(^-^*) 数日前,日本の古本屋を巡回してたら,ひょんなことから見つけたのだ(^-^)/ 空論集 / 志智嘉九郎. -- 志智嘉九郎, 1969 極美 2100円 まさかこんなあっさりと見つかるとはおもってなかったよ。 これは,「日本レファレ…

新書「満鉄調査部」

読書人の東京堂支店ふくろう店にて,まちかねていた新書をかう。 小林英夫『満鉄調査部:「元祖シンクタンク」の誕生と崩壊』(平凡社新書) 新書にはめずらしく,巻頭にいろんな先行文献の紹介がちょっとある… 満鉄調査部 / 山田豪一. -- 日本経済新聞社, 1…

帰ってみると

小包がとどいてた。開けてみる… 英和図書及図書館語彙 / 小河次吉. -- 丙午出版社, 1927 3000円 高いでしょうか? いえ決して。函つき極美でございます〜(^-^*) 安いっ! 安いなり〜 それどころか,わちきの古本道○○年で,はじめてみたよ。 うんうん,めちゃ…

なんと神田でも

神田の古書会館をまわります。おっと,こっちでもせどり用の趣味本をゲット! あれ,なんか目の前にあるじみーな装丁の本の背文字,なんだろう? ってなんでこの本に目が行ったのわちき? 読んでみる。 調査屋流転 どひー,これは 調査屋流転 / 枝吉勇. -- …

注文分の抽選結果は

まずはお目当てのお店のブースへ。うわーん,結構ぬかれてるかも… と思いきや,意外とまだ大丈夫。まだ始まって数分だからか(^-^;) およ('0'*) このヘンテコ児童書みたいな装丁は〜 書物の本 / 植村長三郎. -- 明玄書房, 1954 これ,ちょうど探してたんだ…

五反田〜神田 いそがしいそがし(^-^;)

攻撃予定時刻にすこし遅れてしまった… マニヤはもうガレージセール分を腕にいっぱいかかえてる(´・ω・`) う〜ん まけじと突入したはいいけど… ぜんぜん拾えないよ… がっくり と… きがついたら10:00をまわってたよ! こんなことしてられない,階段階段〜…

日本レファレンス史のミッシングリンク(続)

このまえの書きかけのつづき 志智の神戸市立,レファレンスに邁進す(1950s) で,伊藤氏は志智のもとでどんなレファレンスサービスが展開されたかを,極く簡単に述べている。(くわしくは,薬袋先生の論文をごらんくださいまし) 「クイック・レファレンス…